理性と本能の境界線・現在位置 2004/04/27(Tue)
今までの俺はもういないんだろうと思う。忙しさを言い訳に、忙しさのせいにして。
俺は、変わってしまったのかも知れない。いや、元に戻っただけなのかもしれない。
でも、もういいんだ。このままで、いい。
欲の塊、自分勝手な、欲のために、俺は生きてもいい?
それでアイツが俺から離れても、俺を求めなくなっても。
アイツがそれを選ぶなら、それを願うなら。
アイツが幸せであるのなら、俺は幸せだ。
『狂おしいくらい俺を求めて 俺だけを求めて
気さえ狂いそうに、自分さえ見失いそうに
ただ真っ白な心の中に 俺だけを映して
ボヤケル映像の中 ただハッキリしている姿
それは、誰?』
気が狂っているのはきっと俺。
狂おしいくらい求めているのも、俺。
そんなことを口にしてみれば、奴に殴られた。
『お前は恋人が狂って居る姿を見て、楽しみたいだけなんだろうが。』
『お前はその子に、裏切りより酷いことをしているんじゃねえのか?』
…なあ、澪央。そうなのか?俺は、狂ってイルけど
お前を愛しているんだよ。
…なあ、―――。お前だって、同じ穴の狢だろう?
お前に俺を責める権利、あるのかよ。
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壊れてしまえばいいと思うのに。 2004/04/19(Mon)
過去にさようならを告げて、未来は拒絶して。
「現在」「今」は、不必要なものになっていく。
必要なものはなにもなくて、ただ息をする。
瞬きをして、体を動かして、「生きて」いる。
「生きて」いる?
澪央のいない「今」は、俺にとって何の価値もない。
澪央のいる「未来」は必要でも、それは不確かで曖昧なもの。
壊れてしまえばいいと思う。地球も、人も、時間でさえ。
俺を蝕んでいく「時間」なんて苦痛以外の何者でもない。
何でこんなに無理をして居るんだろう。
と、思ってみたところで現状は何も変わらない。
壊れてしまえばいいのに。
――――「逢えない時間」 「別れる時間」
――――「あいつがいない、俺の時間」
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俺が本当に求めたもの。俺が本当に愛しかったもの。 2004/04/05(Mon)
澪央と温泉に行った。露天風呂が部屋についてるんだけどさ…
あれって結構ラブホみたいだよな。って思った。
俺の下で、俺の行動の一つ一つに確実に感じてくれるあいつが愛しくて
俺の瞼に焼き付けた、綺麗な姿。
あいつの暖かさが、俺を包み込んでくれた。
うーん…親鳥が雛を暖めてる感じ?
傍目から見れば俺があいつを包んでたんだけど精神的な問題で。
俺が本当に求めていたのは底知れない暖かさを持ったあいつで
強さも、弱さも、そんなもの、必要ないのかもしれない。
強くありたい、俺は弱音をはかない、吐けない。
弱くてもいい、壊れてもいい、なんて感情に雁字搦め。
俺は、強くもない、弱くもない人間になりたい。
ただ傍に、澪央がいてくれるだけの人間に、なりたい。
必要最低限の強さと、必要最低限の弱さ。
そして、これ以上ないくらいの澪央への愛。
『不安定さが心地いい。』
アイツの温もりに何か眼から零れて、それが涙だと、気づく。
温もりに浸りながら、俺は久しぶりに睡眠を取る。
浮遊感のような眠りだけだった俺が、あいつの傍で深く落ちる。
本当に、心地いい。と、感じる。
陳腐な台詞で紡いで、涙流して笑いながら言ったプロポーズ。
それでも受け入れてくれたアイツを、俺は一生離さない。
さぁ、式場は、何処にする?
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頬を伝う雫は土に還り、そしてまた俺になる 2004/04/04(Sun)
澪央に逢った。展望台で。
逢えるとは思っていなかったし、とても驚いた。
そして、しばらく見ないうちに強くなってるなって、感じる。
それが凄く嬉しいけど、少し寂しい。
親離れをする子供を見ている心境?
あいつがくれた音楽は、心に染み渡って、俺を温めてくれた。
初めて、あの音楽を聴いたときに、俺は泣きながら笑ってた。
頬に伝うものが涙なんだと気づいたときには、もう乾いていたけど。
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神は元々俺を見放していたけれど。 2004/04/02(Fri)
俺は意気地なしだ。俺は弱虫だ。俺は弱い奴だ。
どうして、こんなに震えるんだろう。どうして、俺は泣けないんだろう。
悲しくて、逢いたくて、苦しいのに。俺は、何で笑っているんだろう。
笑っていられるのは強さですか?
それとも、弱さですか?教えて欲しいのに、誰にも聞けない。
この先には何があるんだ?何を掴めばいい?
壊れる前に、壊れる前に、そう、思っていたのに。
俺はもうとっくに壊れていたんだ。
叫びさえも、誰にも聞こえず、祈りさえも、捨てられる。
今、初めて口に出そう。
――――助けて。俺は、怖い。
叫びを、聞きつけてくれるか?
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逢いたさは募るだけ 2004/04/01(Thu)
佐久間との約束までおじゃんにしてしまった。
今度謝り倒しておこう…なにかお詫びでも持って…。本当に申し訳なかったな…。
懐中時計の等価はかなりキツイ。
花の生けすぎで手が荒れてきた。薬もないし。
花を見ていると、無性に澪央に逢いたくなる。
ただ、逢いたさは募るだけ。
その想いが放たれるのは、アイツのところだけ。
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